| 「これからの農業は、自分のように『変わった百姓』が求められる」と話すのは、地元に自分の農園を持ち、お米を |
| 中心にさくらんぼ・じゅんさい・うど・たらのめ・ブルーベリー・アケビ・舞茸など多彩な農産物を生産している |
| 佐々木重美さんです。 |
| 「お客様に満足してもらえる農産物でなければ売れるはずがない」と、消費者と時代のニーズに常に敏感に感じ |
| 取ろうという姿勢が強く感じられます。 |
| 米作りは田んぼの土の良し悪しが大きく影響すると言われますが、佐々木さんの田んぼは「荒れ放題の雑木林を |
| 開墾して土から丁寧に作ってきました」といい、「おかげさまで、お米の味には高い評価をいただいています」。 |
| 佐々木さんの農業にかけるモットーは、「とにかくいろんなことにチャレンジしてみること。やってダメならすぐに撤退 |
| する勇気も大切」。現在、数多くの農産物を生産し続けている佐々木さんですが、「米も果物も野菜も、これまでに |
| 失敗はなかったですね」と話します。 |
| 佐々木さんの多角的な品目生産は、やはり減反政策がきっかけだったそうで、「米は大切だが、生きていくために他の |
| 品目にも挑戦する必要がありました」。 |
| 佐々木さんのどんな品目栽培にも共通する思いが、「お客様が満足できる『良いもの』だけを市場に出す」という高い |
| 意識のようです。一昨年から収穫が始まったさくらんぼの木は60本ほど。 |
| 「作付から7~8年かけてやっとさくらんぼが取れ出しました」と振り返ります。 |
| さくらんぼの本場とは言えなかった地元の西仙北地区で、「ここでも美味しいさくらんぼが買えると思っていただくこと |
| が大事ですね」。お米のための徹底的な土づくりの技術が、さくらんぼなど他の果物や野菜づくりにも生かされており、 |
| 「良い土には、どんな品目でも優れたものが育ちます」。
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| 農業の今後については「後継者確保が一番。そのためには百姓どうしがお互いの良い面を学び合える勉強会の開催 |
| など、農家のイメージを根底から変えていく必要があると思います。 |
| 農業の面白さをもっともっと伝えていきたいですね」。 |